うつ病
当院ではうつでお悩みの方や
現在、回復されていますが
再発防止のためのメンテナンスの方も
通院されています。
ただ、うつでお悩みでも
すべての方を受け入れて
いる訳ではありません。
ご予約希望の際、お電話で
じっくりお話を聞かせて
頂いた段階で、お断りする方も
おられます。
“お電話でお話できて
相談できる”という事。
その状態に対して、とても
大きな改善の一歩だと思います
ので、そうもお伝えしています。
ですが、あなたの貴重な時間や
体力を使う事ですので、
まずはこちらのページを
読み進めてみてください。
うつでお悩みのあなたかに
当院でお力になれる事と
なれない事を書いていますので、
ご確認ください。
うつ病の有病者数は
世界で3.5億人ほどで
一般的な疾患として
認知されています。
これはおよそアメリカの総人口と
同じぐらいの方がうつで
悩まれている事になります。
日本国内での気分障害を含む
うつでお悩みの方は、
厚生労働省の統計によると‥
1996年では43万人、
2008年の時点では104万人と
増加しています。
うつ病と診断された方のみで
この数なので、潜在的には
もっと多くの方がうつで
悩まれているのではないでしょうか。
もしかしたら、あなたも
心療内科や精神科に通院し
お薬をのまれているかもしれません。
“しんどい”?“つらい”といった言葉
では表現できないかもしれませんよね。
当院に通院されているうつ病や
うつ傾向の方と接する事も
多いので、あなたのつらいお気持ちは
わかりたいと思っていますし、
少しはわかっているつもりです。
一時的に気分がひどく沈む事は
生活していれば、誰しも経験される
事です。
うつは疲労が蓄積し、ひどくなってしまう事で
おこる自律神経失調症の延長戦上の疾患です。
抑鬱気分が続いたり、意欲が
なくなってきたりして
日常生活に支障をきたします。
自律神経失調症と同じく
誰しも経験する恐れのある状態です。
ただ、抑鬱気分などの心の症状が
先に出始めるのではなく、身体症状が
先に表にでてくる事から、ただの疲れや
不眠、内蔵の不調かなと思っていて
治療が始めるのが遅れてしまうのも
近年増加傾向にある理由といえるでしょう。
このページでは、当院の整体や
鍼灸がうつ病でお悩みのあなたに
どのような形で力になれるのかを
書いていっています。
まずは、うつ病といっても色んな
状態がありますので、その分類と
それぞれに対しての整体について
説明していきますね。
『メランコリー型』
いわゆる典型的、定型的な
うつ病とされるものです。
症状としては、
・喜びの感情の消失
(良い気分を感じなくなる)
・興味、関心の消失
・抑うつ ・焦燥感
・不安感 ・自責
・朝に症状が悪化する
・早朝覚醒
・食欲不振、体重減少
などがあげられます。
責任感があり、仕事だから
やらなくちゃと頑張って
おられる方が多いです。
気配り上手だったり、
その能力の高さゆえ、
周りとの差にストレスを
感じてしまう事もあるでしょう。
自己解決能力も高く、
1人で頑張ってしまい、
感情を抑圧しがちの傾向にも
あります。
全身の筋肉の過緊張状態が
続いている方が多いです。
肋骨や肩甲骨、背中もガチガチ、
ゴリゴリに固くなり姿勢も悪くなって
呼吸が浅くなり休息の質も下がって
しまいます。
そもそもしっかりと休む事が
できていなかったり
リラックスしにくいので、
疲労感も強くでてきます。
《当院でできる事》
メランコリー型の方に、
姿勢をよくして筋肉の緊張を
ゆるめて『いつも頑張ってるね、
休んでいいですよ』と
体と心に教えてあげる事が重要です。
体がやわらかくなると、
気持ちも軽くなりゆるんでいきます。
毎日の休息時間を増やす事が
理想ですが、休息時間を増やせなくてまずは休息の質を上げる事でも
回復を目指しましょう。
『 非定型うつ病 』
非定型うつ病は別名 がたくさんあり、
新型うつ病・逃避型うつ病・
ディスチミア型うつ病などと呼ばれることもあります。
性質上、
ただの気まぐれ、わがまま
と勘違いされるケースも多いようですが、
うつ病の一分類です。
症状としては、
・過眠 ・過食 ・体重増加
・疲労感 ・不安、恐怖
・楽しい事や望ましい事には気分が良くなり
嫌なことや不快に感じることがあると
急激に気分が落ち込む(気分反応性)
・夕方以降に気持ちが不安定になる
などがあげられます。
非定型うつ病の最大の特徴は
気分反応性です。
楽しい気分の時は
気分も体調もよくなりますが、
嫌なことがあると一転して抑うつ状態になり、
体が鉛のように重くなります。
繊細な感覚を持っておられるので、
少しのストレス刺激があると
しんどくなったりしてしまいます。
そして、必要以上に過敏に反応するように
なってしまうため、そのストレスから体を
守ろうと体が鈍感になってしまう場合もあります。
《当院でできる事》
感覚が鈍くなっている方には、
五感を取り戻してもらえるように
施術をおこないます。
そして、少しずつストレス耐性を
つけてもらえるようにアプローチしていきます。
特にセルフ整体や運動も効果的で
大切になりますのでサポートしていきます。
『当院があなたに対して貢献できる事』
●頑張り過ぎのうつ病:メランコリー型
●繊細な感覚の弊害:非定型
それぞれに共通するセラピーとして
当院がお手伝いさせていただけるのは
次の3つです。
①自律神経のバランスを整える
『うつ病』は
自律神経失調の延長線上にあります。
整体によって自律神経を整えることは、
うつ病改善においても重要です。
うつと併発する
肩こり・頭痛・倦怠感など
身体症状の改善も同時に目指します。
②鍼灸治療で脳のバランスを整える
うつ病は脳の問題でもあります。
セロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミン
といった、神経伝達物質に何らかの異常があります。
心や情動を司る大脳辺縁系や
それをコントロールする大脳前頭前野のバランス
快物質であるβエンドルフィンが脳内から
放出させる事で回復を促していきます。
当院では、
脳に対する鍼灸を行うことで、
通常の整体や心理療法とは
違った角度から施術を行い、
回復のお手伝いをしていきます。
③心のストレス・抑圧を減らす
うつ病は、身体の問題や
脳の問題が複雑に絡むので、
「ストレスを発散するだけで良くなる」
といったものではありません。
しかし、ネガティブな感情や
偏った思考のクセを持ったままでは、
改善が見込めません。
ですので、必要に応じて、
心理療法・ヒプノセラピーによって、
心の問題にも取り組んでいきます。
当院では、
全てのうつ病患者さんを受けいれている
というわけではありません。
下記に該当する場合は、
他の治療院さんを探されてください。
①すぐに良くならないと嫌
あなたの症状がとても辛いのは分かります。
しかし、人の体は機械ではないので、
『悪い部分を修理したら直る』
というものではありません。
かすり傷もかさぶたになって
時間をかけて傷が癒えていくのと
同じように回復には時間を要します。
特に、うつの症状は
心身の根気強いケアが必要です。
「5年悩んできたのなら、その分改善に5年を要します」
とまでは言いませんが、
数回の治療で改善するようなものではありません。
じっくりと、
しっかりと向き合っていきましょう。
②一つの治療法にこだわる
・お医者さんがいったから
・以前ははこれでよくなったからと
様々な理由から頑なに一つの治療法にこだわり
排他的になっている方が中にはおられます。
そういった思考の偏り・認知のゆがみも
うつ病をつくりだす一つの原因になっています。
自分自身の人生を良くしていくために
チャレンジすることを恐れないでください。
③依存的な関係を築くこと
「先生なんとかしてください…」と
セラピストに依存することは
最も回復を遅らせます。
あなたが自律して、
自分の力で改善していけるような
協力的な関係性を築きましょう。
④双極性障害(躁うつ)、統合失調症の方
申し訳ございませんが、
双極性障害、統合失調症に関しては、
当院の整体での改善は見込めません。
また、
・幻覚、幻聴を伴ううつ病
・薬の影響で攻撃性が高くなっている人
(賦活症候群)
・他の患者さんに迷惑がかかると思われる場合 など、
施術を進めることができないと判断した場合は、
お断りさせていただく場合があることも
ご了承ください。